天啓使のブログ

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(オリジナルキャラデザあり解説)高御産巣日神

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高御産巣日神(たかみむすびのかみ)とは、天と地が初めて別れた時に、天之御中主神に次いで成った二番目の神様である。性別のない独神であるが、後に高天原を指揮する天照大神の隣に居る存在として政治を執り行い、孫を天孫降臨の時に治めさせるなどして、父的存在として男神と祀る者は少なくはない。そうすると、高天原系の男よりな神様となり、天之御中主神神産巣日神と合わせて「造化三神」と呼ばれている。

 古事記上巻の後半部分では「高木神」と記されており、これは「高い木を依り代とし、降臨される神」として高い場所(天)から降臨される神様という解釈で付けられたもの。名前の由来は「高く、神聖である生成の神」という意味を持っている。

」は高いの美称として用いられる

産巣」は苔が生(む)すの意味で生成する、の自動詞となる

」は霊的な働きを持つという意味

 

 神産巣日神とは対になり、天照大神の上位に立つ神様であり国譲りの時も高御産巣日が指揮をとる形をとっていた。子として思金神万幡豊秋津師比売命を持ち、秋津師比売命天照大神が誓約をした際に成った神、正勝吾勝勝速日天忍穂耳命と結婚させており、天孫降臨の時に降りた天邇岐志国邇岐志天津日高日子番能邇邇芸命は孫にあたる。神々を取り仕切る力を持っている。